ネタバレ【ニセカレ(仮)】1巻 2話 無料で読む方法

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ニセカレ(仮)1話のネタバレはこちら


ニセカレ(仮)2話「恋心(仮)」ネタバレ

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「明日の花火大会よかったら一緒に行きませんか」
七海が会社内の廊下を歩いていると、佐久間が女性社員に誘われている所に出くわしてしまう。

七海に気付いた佐久間は、七海の肩を抱き「ごめんね。僕、今、同じ課の内田さんとつき合ってるんだ。 だから花火大会も彼女と行く予定なんだよね」と笑顔で断った。
「ちょ…っ」
「彼女、意外とヤキモチやきでね。ああ! そうか、浮気してないか見に来たの? もー心配性だなあ。ははは」
「違…っ」
女性社員は青ざめ「すみません私…っ。フロア違うから知らなくて…! その…失礼します」と言って走り去った。
「あっ」
佐久間は腕を組んでため息をついた。
「ふー。助かった。ありがとうな」
七海は佐久間に抗議する。
「もーやめてよね~~~嫉妬深い彼女役なんてしたくない!」
「いいじゃねーか。俺にとっちゃ好都合だ」

(そうなんです。
同期の佐久間 せい と、会社ではつき合ってる(?)ことになってます。
モデルばりのルックスでかなり目立ち、どこでもモテてしまうこの男の、「ニセ彼女」というバリケード役になってしまった。
なんだかんだと…
カラダで押しきられてしまったんだけど。
いや…だってほら、久しぶりだったしさ///)

佐久間が七海の顔を覗き込む。
「……っ。何…?」
「俺…七海になら、嫉妬されてもいいけどね」
「…っ」

七海は、以前、佐久間が言った言葉を思い出す。
『俺は七海に嘘を言ったことは一度もねぇよ』
(ほんっとどこまで本気かわかんない)

「…ったく調子いいことばっか言わないでよ」
佐久間はくすくすと笑った。
「…あ、さっき言ってた花火大会。行くだろ?」
「……え…」
「…ん? なんだよ」

七海は元彼の言葉を想起していた。
『別れよう』

七海の表情が陰る。
「…………私、花火大会って苦手なんだよね。むしろ嫌いっていうか」
「花火大会が? 嫌い?」
「そ、そうよ。悪い!?」
「ふぅん」
「さ! 仕事仕事!」
そう言って七海は歩き出す。
「あ、七海うしろ」
「ん?」
佐久間は振り返った七海にキスをした。
「今日の夜は空けとけよ」
七海は驚き焦る。
「…ちょ! 会社で…っ///」
「はは。いいじゃねーか別に」

(人いなくてよかった…どうしても佐久間には振り回されてしまう)

自分のデスクに戻った七海は振り返り、背後で他の社員とやり取りをしている佐久間を見ていた。
「え!! 佐久間…いいのか!?」
「はい。この資料、石井さんの企画に合いそうな気がしたんで。是非使ってください」
「わー! 助かるよ。俺、こういうの探してたんだよ。ありがとう!」

(仕事の時はやっぱり尊敬しちゃうな。私はすぐ自分のことでいっぱいになるし)

同僚の女性が七海をからかう。
「なーにー彼氏に見とれてんのー?」
「違っ」
「佐久間さんいつ見ても紳士的だよねー」
(本当は超俺様だけど)
「ハイスペック彼氏いいなー」
(ニセだけどね)
七海は声には出さずにつっこんだ。

(私はもう、彼氏なんてつくる気なかったのに…)

終業後、七海と佐久間は夜の街を歩いている。
「あァー、おいしかったー! 今日のお店も最ッ高!」
頬を紅潮させ満悦の表情の七海。
「そりゃよかった」
佐久間は嘲る様に続けた。
「今日は酔ってイナバウアーしなかったな」
「そりゃあ私だって…ちゃんと自制するよ」
「残念。酔ったおまえをホテルに連れこむこともできねぇな」
「な、何それ///」
「俺ん家こっから近いけど、来る?」
七海はドキッとして佐久間の顔を見上げる。
「…え」
「七海に渡したい物もあるし、おいで」
「何…?」
「内緒」

(渡したい物………? そんな言葉に…
つられてしまった…! チョロいよ私…)


佐久間の家に到着した2人。
「おじゃまします…」
「どーぞ」

(わ~~~ザ・佐久間ん家だ。シャレオツ!!)
「テキトーに座って」

(女口説くにはもってこいだな)

佐久間はネクタイを外しながら振り向いた。
「おまえ今、女つれこんでそうな部屋って思ったろ」
七海はギクっと焦る。
「なんでわかるの!!」
「顔見りゃわかるっつの。悪いけど俺は家には他人入れない主義なの。家まで気ぃつかうのイヤなんだよ」
七海は頬を染めた。
(ズルい…私が特別みたいな言い方して…あーもう、いちいち心臓に悪い)

ソファに座った七海に、佐久間は箱を差し出す。
「七海、はいコレ」
「……? 何?」
「開けてみて」
箱の中には浴衣一式が入っている。
「浴衣…? なんで…」
七海は心臓をドクドクと動棒させる。
「それ着て花火大会行こうぜ」
「…………っ。私…行かないって言ったよね!? 浴衣なんかいらないから!」
「そんなに、俺と行くのがイヤ?」
佐久間は七海をソファに押し倒した。
「………別に…」
「………七海は」
「…え」
「ごまかしてばっかだな」
驚く七海。
(なんで佐久間が、悲しそうな表情するの)

佐久間は七海に背を向けた。
「もう遅いし泊まっていけよ」
「………うん」
(もうこっちを、見ようともしない)

シャワーを浴びる七海。
(ごまかしたり嘘ついたりしたいわけじゃない。でも…)

七海の脳裏に過去の出来事がよみがえる。
『広樹! もう花火終わった!? ごめんね! 仕事でトラブっちゃって』
『…七海、別れよう』
『…え』
『本当は今日プロポーズしようと思ってたんだ。けど…七海、俺との約束やぶるの何度目? 七海は恋愛に向いてないんじゃないの?』
去って行く元彼、泣きながら立ち尽くす七海。

(行き交う幸せそうな人たち、楽しそうな笑い声、あの場所に行けば絶対に思い出す。
こんなこと、情けなくてかっこ悪くて、佐久間にだけは言いたくないんだよ)

浴室から出ると、脱衣所にはきちんと着替えが用意されていた。
(佐久間の匂いに包まれて落ちつかない…)

佐久間のTシャツを着た七海がベッドへ行くと、既に佐久間は背を向けて寝ていた。
七海はベッドに腰掛け、佐久間の後ろ姿を見る。
(こんなふうになりたかったわけじゃないのに)

七海も佐久間に背を向け隣に横たわった。
(でも―――佐久間になんて言えばよかったの…?)


翌日、出社した七海は部長に呼ばれる。
「指名…!? 本当ですかっ」
「うん! この前の丸工さんカフェ2号店出すからまた内田に頼みたいってさ」
「私…あの時ミスしたのに…」
「なーに言ってんの! 最後までちゃんとやったじゃない。早めに連絡よろしくね」
「はい…っ」
(これってもう佐久間のおかげ!!)

喜びでいっぱいの七海は佐久間のデスクに駆け寄る。
「佐久間っ! これ…! この間の…」
「うん。聞こえてたよ。よかったね」
七海と目を合わせない佐久間。
「頑張った結果と思うよ」
(口調は優しいけど…なんだか遠い……)
「…うん。ありがと………」

七海は昨夜の佐久間の台詞を回顧する。
『七海はごまかしてばっかだな』
(佐久間もこんな気持ちだった――?)

今日はとっとと仕事を終わらせて、佐久間とちゃんと話をする!! と仕事に燃える七海。
電話中、女性社員と佐久間の会話が聞こえてくる。
「佐久間さんも今日の花火大会行くんですねー」
「うん。行くよ」
「どこで見るんですかー」
「人がいないところでゆっくりとね」
「えーやらしーアハハ」

(ウソ、え…!? 誰と行くの? あれから私話してないし… まさか、ほかに誰か誘ったってこと!?)

「もしもし? 内田さん?」
「あっ、すみません。明日にはプランをお渡しして――…」

(仕事に集中しろ! 私は気がそれたら仕事が遅くなるんだから)

「お疲れさまです」
同僚に声を掛ける佐久間の声に気付き、七海が時計を見ると19時を過ぎていた。
七海は帰ろうとする佐久間を追いかける。
「佐久間っ待って! あのさ」
「内田さーん、ご指名の丸工さんから電話――」
「…っ、あ……」
佐久間は七海と目を合わせようとしない。
「電話に出たほうがいいよ。頑張ってね」
(どうして目も合わせてくれないの。
結局ちゃんと話せないままだし、要領悪くてイヤになる)

七海が電話を終えると20時になっていた。
『七海は恋愛に向いてないんじゃないの?』
元彼の言葉を思い出し、涙ぐむ。
「………っ」

その時、スマホが鳴り佐久間から動画が送られて来た。
[ちゃんと見れるかな]
佐久間の声と共に、花火の映像が映し出される。
[七海、ひとりで抱えこむなよ。俺がいるから]
七海は泣き出す。
(今すぐ佐久間のところに行きたい)

会社を飛び出し、佐久間に電話を掛けるものの繋がらない。
「…そうだ動画! ここ…っ、見たことある。一緒に…っ、現地調査っして、工事中の…どこだっけここ~」
七海は走り出し、階段を駆け上がった。
(もしかしたら誰かといるかも。でも、会いたい)
「佐久間っ」
佐久間の胸に飛び込む七海。
突然抱きつかれて佐久間は驚く。
「え…七海!? なんでここが…」
七海はぜーぜーと息を切らしながら答える。
「動画で…コ〇ンばりの推理力を発揮した…!」
「マジ!? すげえな。…って大丈夫か」
七海の汗を拭い、顔を覗き込む佐久間。
「それで? 汗だくで走ってきたワケは?」

(あ…やっと…目が合った)

「ありがとう…って言いたかったの。仕事をもらえたのも、佐久間が助けてくれたおかげだし、浴衣も…花火の動画も…すごく嬉しかったよ」
七海は懸命に想いを伝える。
「花火大会のことも……ごめん。花火大会って彼氏にフラれた思い出があって…
でもやっぱり佐久間と花火が見たくて私―――」
そこまで言って、はっと青ざめる。
「佐久間ひとり!? もしかして誰かと一緒!? ゴメン!」
佐久間は吹きだす。
「あはは。今さらそこかよ。そんなの、七海以外誰と行くんだよ」

佐久間が七海にキスしようとすると、花火が壮大に打ち上がった。
「えっ!! 花火っ終わったと思ってた!」
「フィナーレに間に合ったな。でも今はこっち」
佐久間は七海の顎を掴み、顔を持ち上げると深く口付けた。


佐久間の家で浴衣を着た七海。
「…どう?」
「やっぱ似合う。可愛いな」
「ハイハイドーモ」
「…ったくおまえなあ」
「…何」
「前にも言ったろ。俺は七海に嘘を言ったことは一度もないって」
頬を染めドキドキする七海。
(ほらまた、佐久間のペースだ)
「可愛い」
(でも、それもイヤじゃない)
七海の肩に頭を乗せ、気まずそうに佐久間は言う。 「それと…今日はごめん。スネて…七海にイヤな態度とった」
「えっあれってスネてたの!?」
「………うん」
「ホントにも~白々しくしちゃってさ! 私がどんな気持ちでっ」
怒る七海に押されて佐久間はベッドに倒れ込んだ。
「悪かったって! 大人げなかったよ」
佐久間は七海の頬に手を当てて尋ねる。
「淋しかった?」
ドキドキしながら、もうごまかしたりしたくないと思う七海。
「うん…」
佐久間は七海を押し倒しキスをする。
「じゃあ、仲直りしよっか」

(どうしよう私…佐久間が好きだ)


ニセカレ(仮)2話「恋心(仮)」感想

これまで優しかった男性が急に冷たくなって悲しくなり、かつ嫉妬して好きだと気付くという展開です。
話を早く進めようとするとこうするしかないんでしょうね……
個人的にはサクサク進むのは大歓迎なんですが、苦手だった相手を好きになる過程はもう少し時間がかかっても良かったなぁ。

作者のツイッターに「今回は3話で終わりません」と書いてあったので、連載開始時は3話で終了する予定だったのだと思います。
(1巻のあとがきにも連載が延びたと書いてあった)

とはいえ、展開が早過ぎるというだけでなく、しっくりこない流れが多いです。
「ごまかしてばっかだな」ってニセの彼氏に言われるのは大きなお世話だと思うのですが、何故ツッこまないんでしょうか。
元々親友だった訳でもないのに……
そもそもニセカレと花火デートに行く必要はないですからねぇ。
むしろ、何で行きたくない理由を詳細に報告しないとならないのかw

それに、誰かと一緒にいるかもと思っていたのに会った瞬間に抱き着くという謎行動。
忘れるの早過ぎない? 3歩歩いたら忘れちゃうの??
恋する女性の感情は揺れやすいものとはいえ、これはそういう類のものじゃない気がします。

今の所、イケメンで人気者の男とつき合うと、彼女がやっかまれたり嫌がらせされるというありがちなパターンがないのが救いですね。


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