ネタバレ【ニセカレ(仮)】3巻 10話 無料で読む方法

ニセカレ(仮)1話のネタバレはこちら
ニセカレ(仮)10話「嫉妬(仮)」ネタバレ

(モテる佐久間の「彼女」になって数か月―――…
それでも言い寄ってくる人はいるわけで)
「すみません。僕には彼女がいるので」
「私、二股でも2番目でもいいの。バレないようにするし!」
「いやいや、ダメですよ」
(私が「彼女」の効果は、あるのかないのか…)
七海は壁に隠れてドキドキしながら、佐久間と女性の様子を見ている。
(紳士的に断ってるけど…)
「あいかわらずモテてんなー。佐久間のヤツ」
「そうなんですよねー」
「しかもあれ受付嬢じゃねぇか」
「そう! 美人!!」
「…って、わ、黒木さん!!」
七海が振り返ると黒木がいた。
「くく、盗み見か~~?」
「いや…ははっ」
七海は黒木から『好きだ』と言われ抱き締められた事を思い出す。
(あの日以来、仕事の都合で会ってなかったけど…
どんな反応すれば…)
黒木は目を細めて笑う。
「そう身構えんなよ。まぁそりゃ上司から告られたら警戒するか!」
「あ…いや、そんなんじゃ」
「はは。わかってるよ。
あの日は勢いあまって言ったけどな、後悔はしてない。
おまえを困らせるつもりはねぇよ。
あれが最初で最後の告白だ」
(黒木さんは私が気を遣わないように言ってくれてる…)
「これからも鬼上司として鍛えてやるからな。覚悟しとけよ」
「はいっこれからもよろしくお願いしますっ」
黒木は七海の頭をがしがしと撫でた。
そこへ佐久間が来て黒木の腕を掴む。
「何をしてるんですか。ふたりで」
「佐久間っ」
「何って、イチャイチャしてたんだよな―――内田!」
「くっ黒木さんっ」
焦る七海と黒いオーラを纏ってイラつく佐久間。
「わはは。佐久間って結構わかりやすいんだな。おもしれー。
あ、今度の南支店との合同プロジェクト、おまえらふたりもチームに入れたからな。
イチャつく時間ねーぞ。ケケケ」
「はは……」
「………それと」
黒木は声をひそめ佐久間に言う。
「油断はするなよ。もし次があればもう遠慮はしない」
「………そんな隙ないですよ」
黒木はふっと笑って立ち去った。
「…? 黒木さんなんて?」
佐久間は顔に怒筋を浮かべている。
「別にィー」
七海と佐久間は2人でエレベーターに乗り込む。
「黒木さんと何してたんだよ」
「別に…偶然、告白現場に居合わせただけ」
「断ってたろ」
「そうだけどさ―――…」
佐久間は七海を壁に追い込みキスをする。
「…ん、さく…っ」
「黒木さんとイチャついてたお仕置き」
「イチャついてないしっ///」
(佐久間と一緒なら何があってもきっと大丈夫)
スタッフルームへ移動した2人。
すでに集まっていた南支店の社員が佐久間に声を掛ける。
「お、佐久間だ。久しぶりー」
「相変わらずイケメンで腹立つなー」
笑顔で答える佐久間。
「はは。皆さんお久しぶりですね」
(そういえば、佐久間って前は南支店で、黒木さんと入れ替わりで異動してきたんだっけ…)
「佐久間…久しぶり。よっ。元気にしてたー?」
1人の女性が親し気に佐久間に声を掛けた。
「和田さん、お久しぶりです。主任になられたそうですね。
おめでとうございます」
「ははっ。ありがとー」
(わー、キレイな人…)
「会議始めるぞー」
黒木が集合をかけた。
先程の女性が会議を進行していく。
「今回は大規模なフードイベントを企画しています。 なので合同で各店舗に営業をかけてもらって、出展交渉の際はメリットを明確に説明してください。 保健所とのやり取りは黒木主任がします。 そのほかの進行は私が随時指示を出すので、よろしくお願いします」
(デキる女主任! なんかかっこいい…)
憧れの眼差しで見つめる七海。
「今回の企画の1番の目的は地域活性化! メディアに出ていなくても―――…
PR方法については―――」
会議が終わり、七海は女性に声を掛けられる。
「内田さん…だよね? 南支店の和田茜です。よろしくねー」
「和田主任! こちらこそよろしくお願いします!」
「ははっ。主任呼びはやめてー。恥ずかしいしっ。このチーム女性は私たちだけだもんね。男たちにゃ負けてらんないよね! 頑張ろー」
「はいっ」
七海と和田の様子をじっと見る佐久間。
「佐久間とは同期なんだ? 同い年?」
「はいっ」
「そっかー。じゃあ私のが2歳上だね」
「…えっ。その若さで主任とか…かっこいい…っ」
「………っ。ヤダ内田さんっイイコ!」
「よし! ランチでも行こうか! 親睦深めよー」
「わー、いいですね」
(和田さんすごく気さくだし、素敵な人だなぁ…)
イタリアンレストランで食事をする七海と和田。
「強引に誘っちゃってごめんねー」
「いえいえ! 私も和田さんとお話できて嬉しいです!」
「わー、嬉しいこと言ってくれる! 今日はここおごっちゃう!」
七海のスマホが鳴る。
「あ、すみません、携帯見てもいいですか」
「どーぞ、どーぞ」
佐久間からの【今夜ごはん行く?】というメッセージに頬を赤らめる七海。
(わ…やった!)
「ウフフ♡ 彼氏?」
「…え、あ…ハイ…///」
「いいねー♡」
「和田さんは…ご結婚されてるんですか?」
「結婚どころか彼氏すらいないよ…ふふ。でもいいの。仕事が恋人よ。ラブラブよ」
「なんかもったいないですねー。私が男ならほっとかないですよっ。本っ当にっ」
「イイコね…♡ デザート食べる?」
「あはは」
「どうも…前の彼氏のこと引きずっちゃってね。なかなか前に進めなくて…
ホント未練たらしくてやんなっちゃう。
今ならもっとうまくやれるのにって思っちゃってさ」
和田の話を切ない表情で聞く七海。
「はは。ごめんね、こんな話しちゃっ…」
「わかりますっ。その気持ち…っ」
七海は勢いよく和田の両手を握る。
「え?」
「私も同じでしたからっ」
「そ、そうなの?」
和田は困ったように笑う。
「これがまた、その人と再会しちゃってね。だからかな、余計にいろいろ考えちゃってさ」
「和田さん! 頑張りましょうっ。私だって前に進めましたし! 応援しますっ」
「ふふ。そっか…頑張っちゃおうかな!」
七海と和田は互いの両手を合わせて高揚した。
「それにしてもこのお店おいしいね。出展交渉してみようか」
「え!」
その夜、七海は佐久間の家でランチタイムの話をする。
「それでね和田さん、そのお店で営業かけてOKもらってさ。
美人で明るくて仕事もできてかっこいい! 憧れるゥ~~。
そんな人、世の中にホントいるんだねー。
あーんなに素敵な人に彼氏がいないなんてっ。
世の中の男は何してんだか。
…って、佐久間っ聞いてるー!?」
「聞いてるよ」
(なんか興味なさそう…)
「…何よ。南支店の時、和田さんと親しくなかったの?」
「…………別に普通だよ」
違和感を感じる七海。
「普通って…でもさ…」
「ほら、人の話より手ぇ動かさなくていいの?」
「あっそうだった。営業リスト作ってるんだった。佐久間ん家ってなんか集中できるからさ」
「…ふぅん」
佐久間は七海の背後に座って七海のブラウスのボタンを外し、首筋にキスをした。
「わ」
「こんなことされても集中できる?」
「…ちょっ。邪魔しないでよ」
「邪魔されるのわかっててここに来たんじゃねぇの?」
「違…っ」
(なんだか…はぐらされた気がするのは、気のせい…?)
会社にて、七海は和田の営業リストを見ている。
「すごい! もうこんなに店舗取ってきたんですか?」
「ふふ♡ 頑張っちゃった」
2人の近くでは佐久間と男性社員が話している。
「おー。佐久間あの店OK取ったの!? かなり気難しい店なのに!」
「はは。運がよかっただけですよ」
和田はくすっと笑う。
「あいかわらず紳士ぶってるんだから」
(…え?)
「あ、ちょっとごめんね!」
七海に断りを入れた和田は、佐久間に携帯の番号が変わっていないか尋ねた。
(やっぱり仲よさそう。
だったらなんで佐久間は隠そうとするの?
和田さんは会社では見せない佐久間を知ってるの?
ヤダヤダ。こんな疑ってるみたいな…)
佐久間と目が合った七海は、慌てて顔をそむけた。
(思いっきり目ぇそらしちゃったよ…
ダメだな。私らしくいたいのに。うまくできない。
頭冷やそ)
その場を離れる七海。
デスクに置かれた佐久間の鞄の腕時計に気付いた和田が尋ねる。
「あれ…佐久間、鞄に腕時計つけてる。
…ってこれレディス物じゃない?
なんでそんな…」
「あ!! それ内田の腕時計だろ! 見たことある」
「そうですよ」
「…え、内田さん?」
「内田と佐久間つき合ってるんですよっ。くゥー、おアツイねー」
和田は目を見開く。
「内田さんと………へぇ、そうなんだ」
トイレの鏡の前で落ち込む七海。
(こんな自分ヤダな…もっと強くなりたいな)
扉を開けて、七海に気付いた和田。
「…あ」
「お疲れさまです」
「…ねぇ、内田さんって」
「はい?」
「佐久間と、つき合ってるんでしょう」
「………はい」
七海は照れながら肯定した。
「佐久間から何も聞いてない?」
「…え?」
「…あ! いいのいいの! 気にしないで。あはは。でもさ、佐久間が相手だと大変じゃない?
あれだけハイスペックな人が彼氏だとさ、気疲れとかすごいでしょ」
「…………そんなふうには、思ったことないですけど………」
「………そっか」
(心の内側で引っかかっていたことが、少しずつ、確信に変わっていく。
私は…どうしたいんだろう…)
自宅のキッチンで料理をする七海。
「イタッ、またやっちゃった」
(知りたい…けど聞かない。佐久間にとって言いたくないことかもしれないし)
七海は、ランチの時に和田が言っていた『前の彼氏のこと引きずっちゃってね』という言葉を思い出す。
(でも…もし佐久間も和田さんのことを引きずってたとしたら―――…)
家のチャイムが鳴り、佐久間を迎え入れた。
「まさか七海の家に来れるとはね。お、エプロンじゃねーか♡」
「はは。いらっしゃい。待ってたよ。
佐久間の誕生日、結局何もできなかったでしょ。
だから改めてお祝いしたくてさ」
「ありがとな」
「…ってことで鍋パです!」
「もうできてんじゃん」
テーブルの上には鍋の用意が整っている。
「何か手伝うことない?」
「もうないよ。ほら座って!」
七海は佐久間の肩に手を置き、食卓の前に座らせた。
絆創膏の巻かれた七海の指に気付いた佐久間。
「指切った? 大丈夫?」
「はは…考えごとしてたら切りまくっちゃって。でも大丈夫!」
「………考えごと?」
「!」
(聞いても………いいの…?)
「………っ」
七海は無理に笑顔を作る。
「あは…いや、別に…! なんでもないよ。さ! 食べよー」
佐久間は七海を抱きしめた。
「そんな笑い方…させたくなかったのに。
気付いてると思うけど、俺…南支店にいた時、和田さんとつき合ってた。
すぐに言わなくてごめん。
…けどもう終わってることだし、余計な心配かけたくなくて。
だから…」
「バカ」
七海は佐久間を押しやる。
「佐久間くらいモテるなら元カノの50人や100人いてもおかしくないよ!
でも…隠されたら何かあるって思うじゃん!
和田さんのこと引きずってるから言えないんだと…思って」
「違う」
強い口調でそう言った佐久間は七海の手を握る。
「そんなんじゃない。引きずってなんかない。
…けど七海、和田さんのことベタ褒めだったろ。
そんな人が元カノだって知ったら絶対気にするだろうし、自分と比べて落ちこんだりしてほしくなかったんだよ」
(私の…ため…)
「…確かに、比べちゃうかも…」
「だろ。ダメだからな。俺も悲しくなるだろ」
「だって同性から見ても和田さんってすごく素敵で完璧な人だからさ~~」
「コラ」
(でもきっと、それだけじゃない気がする)
「よし! 決めたっ」
「…え?」
「私…歴代のどんな彼女よりも、とびっきりイイ女になってみせるから!
待っててね!
じっ時間はかかるかもしれないけどさ。はは」
佐久間は七海を強く抱きしめ、呟いた。
「……ホント、かなわねーな…」
「…え? なんか言った?」
七海の眉間にキスをする佐久間。
「…いや、改めて思ってた」
「…? 何を?」
「七海が好きでたまんないってこと」
(私の知らない佐久間も全部、受け止められるくらい強くなりたい)
ニセカレ(仮)10話「嫉妬(仮)」感想
ネタバレは飛ばしましたが、9話で七海と黒木が名古屋出張へ行き、佐久間の為に泊まらず帰ろうとした七海は、黒木から「おまえが好きだ。おまえ…やっぱり佐久間とつき合うことに無理してないか? 俺はおまえをほっとけない。守りたいし大事にしたい。上司とか抜きにしてひとりの男として」と言われるも、秒で振りました。男性の当て馬 黒木があっさり退場し、女性の当て馬登場となった訳ですが・・・
和田さんが美人に見えないです。
受付嬢の方が美人でした。
髪型(横に広がっていてオン眉)のせいもあると思いますが、妙に顔がデカくて、ライバルに勝たせる気ゼロなのが見え過ぎるんですよね・・・
安タケコの描く女性は、顔がデカくて上半身が異様に短いことがあるのですが、和田さんは特に酷かったです。
男性の横顔なんかは綺麗なんですけどねぇ。
内容は【溺れる吐息に甘いキス】のパクりでした。
【溺れる吐息に甘いキス】もオフィスラブの作品で、4巻(2015年2月10日発売)に、ヒロインの恋人である湯川の元カノが現れて一緒に働くことになるという話があります。
【溺れる吐息に甘いキス】4巻[試し読み]
元カノは仕事のできる女性で、湯川に未練ありです。
お前が気にすると思って言えなかったとか、破局の理由は彼女がキャリアアップを望んだからというところも同じで、 この後、ヒロインが仕事を頑張ってライバル(元カノ)に認められるという流れまで一緒です。
それにしても、担当の編集者って何も言わないんですかね。
他の作品を読むという勉強をしないのか、あえてパクれと指示を出しているのか・・・謎です。
どちらにせよ読者をバカにしているなぁと思います。
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