ネタバレ【ニセカレ(仮)】3巻 12話(最終話) 無料で読む方法

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ニセカレ(仮)1話のネタバレはこちら


ニセカレ(仮)3巻 最終話「これから(仮)」ネタバレ

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和田に認められ、美容関係の大規模なイベントのチームに誘われた七海。
『1年、ここを離れてやってみない?』と言われ悩む。

七海は屋上で佐久間と休憩をしている。
「今日?」
「残業ないって言ってたろ。
久しぶりに外でおいしいものでも食べに行こうか」
「お♡ いいねー」
(プロジェクトのことは佐久間にはまだ話していない。
誘われたことは嬉しいし、チャレンジしたい気持ちもある。
だけど、怖い……)

七海は、元カレとの別れの原因を作った自分を責めていた時に、佐久間に言われた言葉を思い出す。
『恋愛ってどっちかが我慢しすぎるとかみ合わなくなったりするし、どうにもならないことだってあるんだよ』


「…ちだ、おい内田!」
黒木の声に七海ははっとする。
「大丈夫か? ここ最近おまえボーッとしてねぇか」
「あ……っ。すみません…!」
「フェス開催まであと少しなんだから気ぃ抜くなよ?」
「はい…大丈夫です」
その様子を見ている佐久間。

(私ったら……………考え出すといつもこれだ。
しっかりしないと。
仕事も恋愛も大事にしたいって思うのは、欲張りすぎなのかな……)


ホテルのレストランでディナーを食べる七海と佐久間。
「……はぁ♡ ヤバい……日頃の疲れがふき飛ぶ~~~」
幸せそうに食事を堪能する七海。
「最近忙しいもんな」
「ふふ。なんか今日、豪華じゃない? どうしたの?」
「何言ってんだよ。忘れてんのか?」
「……え?」
「誕生日おめでとう」
七海は佐久間にプレゼントを差し出され、驚く。
「え、…あ! そういえば今日、私の誕生日だった!! 嘘……! すっかり忘れてたよ!
佐久間…知ってたの!?」
「そりゃもちろん」
(最近いろんなこと考えまくってたからなぁ……)
「ありがとう! 開けてみてもいい?」
「どうぞー」

プレゼントの中身は腕時計だ。
「わぁキレイ…」
「七海の時計、俺がもらっちゃったからね。似合いそうなやつ選んでみた」
(佐久間…)
「本当に嬉しい…大事にするね! さっそくつけていい?」
「お、つけてやるよ」
七海は腕に着けてもらった時計を笑顔で佐久間に見せる。
(この幸せを守りたい)


川沿いの遊歩道に出た七海と佐久間。
「お祝いしてくれてありがとね! お料理も時計も最高だった!」
「はは。そりゃよかった。風が気持ちいいし、少し歩こうか」
「うん」
佐久間が差し出した手を取り、繋いで歩く。

「はー。明日、朝から打ち合わせ入ってなかったらホテルに泊まったりもできたのに。くそ~」
「しょうがないよ。お互い仕事入ってるもんね」
「……で、そろそろ教えてほしいんだけど。
最近、七海が思いつめた表情してるワケ」
七海の心臓がドクンと大きく脈打つ。
「俺には言えない?」
「違…そんなんじゃ……」
(気づいてたんだ……)
動悸をさせる七海は佐久間と繋いだ手に力を込める。

「和田さんにね、誘われたんだ。
次の大きなイベントプロジェクトを西支店で一緒にやってみないかって」
「………すごいじゃん。でもそれ大阪だろ? …長いの?」
「……………1年………」
「1年か…」
「全然会えないってほどの距離じゃないけどね。
……でも正直……迷ってて…」
「…………七海」
佐久間は七海に向き合う。

「結婚しようか」

「……え、け、結婚!!??」
「オイ、そんなに驚くことかよ」
「そりゃ…ビックリするよ。いきなり…」
「いきなりでもねぇよ。
結婚って、お互いを特別にできる証だろ。
俺はずっと七海としたいって思ってたよ。
なんだよ、イヤなのかよ」
佐久間は七海の顎を掴み、顔を覗き込む。
「イヤじゃないよ! むしろ嬉しい…っ///」
「ヨシ。
……まあ、ぶっちゃけ俺は離れたくないけどな! でもこの先も、俺たちの関係で不安になることはないよ。
だから、七海が1番したいことを考えてみろよ」
「うん…ありがと佐久間……」
佐久間は七海に口づけた。

(私が本当にしたいことは―――……)


フードイベントが始まり、七海達は会場を訪れている。
「わー、たくさん来てもらえてますねー」
「ははっ。やったね!」
「みずほキッチンでも連日大盛況だし!」

みずほキッチンのブースで、店主に声を掛ける七海。
「お疲れさまです! みずほスペシャル丼、大人気ですね!」
「こんなに忙しくなるとは思わなかったよ。ちったあ手伝え」
「あはは。はいっ」

店主は感慨深げに言う。
「まさか…こんな光景を見られるなんてなあ。
妻の丼をいろんな人に食べてもらえて、おいしいって言ってもらえた。
それに、君のおかげで…妻が戻ってきた」
頬を染めた店主は七海に奥さんを紹介する。
「妻のみずほです」
「え!!! ええ!? 奥さんって亡くなってたんじゃないんですか!?」
「バッカヤロ、人の女房を勝手に死なすな。ケンカで出ていってただけだっ」
「んもー。あんなに寂しそうにしてたから! でも良かったですね!」
「そうなのよ。この人こういうとこあるのよ。
ふふ。久しぶりにこの人から連絡がきて『おまえの丼が大勢の人に食べてもらえる、手伝いにきてくれ』ってお願いされちゃってね」
「別に俺はお願いはしてないぞっ///」
(仲直りするきっかけが欲しかったのね)

みずほが七海に耳打ちする。
「主人がね……『内田さんはしつこいくらいに熱心で、寄り添って考えてくれてつい嬉しくなってしまった』 あの頑固者がそう言ってたのよ」
「俺は目立つことは嫌いだけどな、内田さんのためなら協力はする。今後、何かあれば言いなさい」
七海は涙を浮かべて喜ぶ。
「ありがとうございます!」

(やっぱり私…この仕事が好き)

売り子として店を手伝う七海の所へ佐久間が来る。
「…あれ七海、何やってんの」
「あはは。みずほスペシャル丼はいかがー?
ねぇ佐久間、このイベントが終わったら、家に行ってもいい?」


佐久間の家のベッドに座る七海と佐久間。
「私……プロジェクトに参加するよ!」
「……うん。いいと思うよ。力を試せるチャンスだと思うし。なんで正座」
「結婚のことも……すごく嬉しかったよ。
でも……ごめん……
1年後、戻ってきた時に、私からプロポーズさせて……!!」
驚く佐久間。
「私……仕事も恋愛も自信がなかったけど、佐久間がそばで支えてくれたから笑っていられた。
だけど…私も成長したい……っ。中途半端はしたくないの。
ちゃんとプロジェクトをやり遂げて、自信を持って佐久間のとなりに並びたいから……
それまで結婚は待っててください…………っ」
佐久間は七海の両頬を掴む。
「…ったく。この俺を放置プレイする奴ぁ七海しかいねぇなァ~~~ははは」
「う…ごめん…!
佐久間かなりモテるし……
もうすでに不安なんだけどね……
自分で言っときながら」
「……まぁ確かに俺はモテる。今までもそうだったけどさ。
外見だけで好かれたり判断されたり、周りから張り合われたり勝手に自信なくされたり。
……ほんといろんな人がいたけどさ。
七海だけだったよ。俺と一緒にいて元気になるって言ったのは。
あの言葉は本当に……死ぬほど嬉しかった。
もう俺は七海以外考えられないから、安心して仕事してこい。
逆プロポーズ楽しみに待っててやるから」

へたり込む七海。
「はー………よ、よかった………」
「七海?」
「可愛げないこと言って……
愛想つかされたら……どうしようかと思ってた…………っ」
「ふ、今さら」
「な、なによっ。私は…」
「……うん。わかってる。ちゃんと考えてくれてありがとな。
ほら、顔あげて。キスさせて。
大阪に行ったらなかなか会えなくなるし」
佐久間はキスをして、七海を押し倒した。

(恋愛なんかするつもりなかった私が、また恋をした。
ニセモノの関係なんて冗談じゃないって思ってたのに、少しずつ「好き」に変わって、すごく大切な存在になった)

情事の最中、涙を浮かべる七海。
「…七海? どうした?」
「……っ。………なんか、嬉しくて……
佐久間に好きになってもらえて本当によかった……」

「七海、愛してるよ」

七海は号泣する。
「ヤダもー…ふいうちズルい……
そんな言葉…初めて言われた……」
「俺だって初めて言ったよ」
「………嘘、本当に?」
「なんだよ、忘れたのか」
「……え?」
「俺は七海には本当のことしか言わない」
「ふ。知ってる」
(お互いを想い合うことは、とても幸せなのだと教えてくれた)
「私も、愛してるよ」
(私の彼氏。私たちは大丈夫)


新幹線のホームまで見送りに来た佐久間。
「今日から七海は西エリアだな」
「は~~~どうしよ…緊張する…!」
「緊張ほぐしてやろうか」
「ちょ、ここ外……っ」
「こんな早朝に誰も見てねーよ」
佐久間は七海に深くキスをする。
「はっ、佐久間…私…もう行かなきゃ…はぁ」
七海の後頭部を押さえ、再び深く口付ける佐久間。
「……っ」

「七海、頑張れよ」
「うん。頑張る」
(信じて、頼って、時には甘えて、たくさん笑い合う)
七海と佐久間はハイタッチをする。
「行ってきます!」

(私たちなりの未来カタチをつくれるように)


ニセカレ(仮)3巻 最終話「これから(仮)」感想

「俺は七海には本当のことしか言わない」ってまた言ってますね……
「好きになられると困る」って大嘘ついてたじゃーん!
破綻している台詞を、殺し文句みたいに使うの本当にやめて欲しいです。


頑固者の店主を主人公が熱意で口説いて協力してもらう話は、お仕事系の漫画やドラマでよくある話ですね。
11話の佐久間の助言がなければ取りつく島もなかったという流れで来ていて、ラストに向けてそれが必要なのは分かりますが、エピソードがよくある話過ぎて、もう少し工夫できなかったのかなぁと思います。


『対等になる為にプロポーズを蹴って仕事を選び、最終的には結婚』というラストは【ホタルノヒカリ】によく似ています。
(【ホタルノヒカリ】はヒロインが5年大阪に行く)
でも個人的に、【ホタルノヒカリ】の終盤はちょっと釈然としなかったので、こちらの終わり方の方が好みです。


【ホタルノヒカリ】15巻[試し読み]

特に【ホタルノヒカリ】15巻はコミックを1冊分増やす為に最終回を引き延ばした感もあって、尚のことスッキリしなかったので……

【ニセカレ(仮)】については【ホタルノヒカリ】の最後のモダモダした部分とグダグダ延びた部分をスッキリさせたというのが最大の評価ポイントです。

パクりと矛盾だらけの作品ですが、色んな作品を切り張りして良い所取りをしているので、普段あまり漫画を読まない方であれば概ね楽しめると思います。
あと、七海のおっぱいが綺麗w


ちなみに【ニセカレ(仮)】3巻には、この後「after story~約束の日~」として1年後に七海がプロポーズする様子が収録されています。
また、【リーガル×ラブ】の1巻で、結婚後の七海と佐久間が登場するリーガル×ラブコラボ「スペシャル前日譚」と「おまけまんが」が読めます。


【リーガル×ラブ】1巻[試し読み]


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