ネタバレ【暁のヨナ】11巻(60話~65話)

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【暁のヨナ】11巻(60話~65話)ネタバレ
※ 初登場の人物は緑の文字にしてあります。ヨナが6歳、スウォンとハクが9歳、スウォンの父ユホンが健在の頃、お忍びで城下町へ遊びに行った時の出来事。
往来でぶつかったテジュンに絡まれ、ヨナを庇ったハクとテジュンを宥めるスウォンが目を離した隙に、ヨナが攫われてしまう。
ヨナを探す為、スウォンは裏通りを進み、酔っ払いの大人達の集まる場所にハクを連れて行った。
大人達はスウォンをウォンと呼び、親し気にしている。
そこで子供を狙う攫い屋が出没していると聞き、スウォンは東区の裏の『顔』であるオギに協力を仰ぐ。
賭け王棋(という将棋のようなもの)で負け続けているオギは「やかましい黙ってろ!!」とスウォンに酒を掛けるが、ハクがスウォンを庇って酒を浴びる。
ハクはオギに「おっさん、こいつはあんたが酒をぶっかけていい相手じゃねェんだよ」と凄み、スウォンは頬を染めた。
ハクに睨み負けした上、スウォンに王棋で勝たせてもらったオギが協力する事となり、仲間が大勢集まってヨナの捜索をする。
攫い屋の犯行である疑いが強まり、スウォンは城下町の門と他区への連絡通路を封鎖して欲しいとオギに頼む。
オギの仲間から封鎖の話を聞き、スウォンの一言でこの町が動いていると感じるハク。
袋に入れられ荷車で運ばれるヨナに気付いたハクは、攫い屋を蹴り倒した。
気を失っていたヨナは目を覚まし、ハクに抱き着いて泣く。

城の外に出た事を大人達に絞られ、夜、2人になったハクとスウォン。
ハクが「まるで今日はお前があの町の中心みたいだった」と言うと、スウォンは「ハクはいつも強くて頼りになってかっこ良くて、少しも届く気がしない。ハクの全てが私の目標なんです」と言う。
ハクはこの先も肩を並べて歩ける様に、スウォンの目標に値する人間でなきゃならないと決意する。
木刀で剣の稽古をするヨナとハク。
キジャは傷だらけのヨナを心配してハクに抗議するが、ジェハは訓練とはいえ愛するヨナちゃんに刃を向けなきゃいけないハクの心境を察してあげなよと言う。
最後まで言わせずジェハに大刀を振り下ろしたハクを、「素直になりなよー。そんなに悠長にしてるとお兄さんが奪ってしまうよ」とからかうジェハ。
ハクは「ちょっとマジになりかけてる自分に戸惑ってんだろ」と目を細めた。
静かに対峙する2人に、ユンが集団生活にややこしい雰囲気を持ち込むのやめてよと嘆く。
その夜、剣の腕を上げたヨナがスウォンを殺しに行こうと言い、背後に現れたスウォンにヨナが切られるという夢を見て目覚めたハクは、眠るヨナの様子を見に行く。
ヨナが息をしている事に安堵し、命と引き換えても俺がスウォンに刃を付き立てると大刀を振った。
実は起きていたヨナが、寝床を出てハクの元を訪れる。
ヨナは、ハクの様子がおかしいのは、剣の稽古でハクを縛ってしまい私の事ばかりでハクを苦しめているせいだと考え、「ハクはもっと好きなことやっていい」と言う。
ハクは「あんたのことばっかで苦しいな」とヨナを引き寄せキスをした。

「お言葉に甘えて、好きなことさせてもらいました」と言ってハクは去り、残ったヨナは顔を赤らめ動揺する。
ユンは、寒い北の大地でも育つ作物を探しに戒帝国へ行ってみると言う。
ヨナとハクはイクスの所で待っていてもいいと言うユンに、ヨナはユンが決めたのなら行くと答えた。
道中、悪路に足を取られ、ハクに支えられたヨナは頬を染める。
ユンの説明によると、かつては広大な領土を誇った戒帝国も今は南北に分かれていて、北戒はさらに北方の遊牧民族の度重なる攻撃を受けているという。
帝国軍はいくつかの地域を守るので精一杯で、北戒の各地では豪族が力を持ち実質的に支配しており、帝国と呼べる状態ではない。
対して南戒は貴族や官僚・商人が多く移り住んでいて、北に比べれば気候が安定し豊かだが、皇帝の従兄弟が仮初の玉座に座っているらしい。
皇帝に力が無くなり周りの豪族が力をつけた戒が、イル王と各部族に似ていると言ったゼノの口を、ヨナとハクを憚るジェハとキジャが塞いだ。
ユンは、これから行くのは千州という、豪族リ・ハザラが支配している土地で、遊牧民族の攻撃が届かないので大人しくしていれば大丈夫だと言う。
いつの間にかユンが作っていたおかげで、全員が天幕で寝られる事となった。
ユンは、熊が出るかも知れないからヨナはハクと寝てと言う。
戸惑うヨナに「俺と一緒で嫌な事でも?」と問うハク。
ケンカでもしたのかとジェハに聞かれ、ヨナは「……ハク変なことするんだもの」と答えた。
悶々と考えるジェハ。
ヨナとハクは天幕で2人きりになったがジェハに見張られ、ハクが俺は外で寝ると出て行こうとした為、ヨナはここで寝なさいと言う。
ハクが、顔を赤らめるヨナに「昨夜は姫さんが好きなことしていいっつったからしたんですけど?」と言うと、ヨナは「ハクが意地悪なのは知ってるけど、ああいう冗談はびっくりするからもうしないで」と抗議する。
ハクが「…………………わかりました、もうしません」と言うと、ヨナは「良かった。じゃあもう寝ましょ」とあからさまにホッとして笑顔になった。
ハクは押し倒したろかと心を荒らす。
向かい合って眠るハクの顔をじっと見るヨナは、ずっと昔から知っているのにハクってこんな顔してたのねと、ハクの唇に触れた。
片目を開け「あんまりふざけた事してると、襲いますよ」と怒るハク。
ヨナはハクに背を向け、いつもより少し緊張するのを変だと感じる。
戒帝国に入り、倒れている女性を発見した一行。
ハクが抱き起こすと、女性は「超イイ男!!」と目をキラキラさせた。
美形だらけだが変な集団を旅芸人だと勘違いされ、今夜は特別な日なので村に寄って行ってと頼まれる。
千里村の若い男は殆どが兵役に就く為に千の都へ行っているらしく、村に着くと四龍とハクはモテモテとなる。
昔、高華国領土で火の部族の一部だったその村は、整備され家畜もいて火の土地ほど悪い状態ではない。
イザの実を見付けたユンは、イザの実を管理しているおじいさんから戒帝国領土になった頃に北から渡ってきた作物だと教わる。
寒さと乾燥に強い作物が火の土地にあれば…と考えるユン。
ハクを遠巻きに眺めるヨナにジェハが声を掛けると、ヨナは「ハクって意外とモテるのね」と言う。
「妬いてるの?」と聞くと、「ううん」と即答するヨナにジェハは笑いを堪える。
ジェハは僕には全く関係ないけど、そういうのが目に入るって事は少しはハクを気にし始めたって事かなと心の中で嘯く。
話をしてくれた老人から、イザの実はあげられないが、亡くなったおばあさんの花嫁衣裳を着て今夜の祭で踊り子をやったらイザ料理を食べさせてやると言われたユンは、ヨナに踊って欲しいと頼む。
ハクに「あのヨタヨタヒヨコ踊り」と形容され、やめた方がいいと言われたヨナは、怒って「やるわ」と応諾した。
火鎮の祭は、ジュナム王時代、高華国と戒帝国が領土を争った際に戦火に巻き込まれて亡くなった人の魂と、土地を奪われた火の部族の怒りを鎮める為に行われるらしい。
それを聞いたヨナがちゃんと踊らなきゃと言うと、ハクは笑いで盛り上がること間違いなしだとからかう。
ヨナは「お前は知らないだろうけど私だって練習したのよ。スウォンに見せる為―…」と言ってハッとする。
ヨナとハクの間に気まずい空気の流れる中、ユンが荷物の中からスウォンにもらった
強張った顔で慌てて簪を隠すヨナに、ハクは「…大丈夫ですよ。怯えなくても、それをどうしようとあんたの勝手だ」と言う。
村の女性達はヨナを着飾らせながら、あの中の誰かと恋仲なのかと聞く。
女性達がそれぞれ好みの相手を挙げる中、最初に出会った女性アロが「ハクの子供なら産んでもいい」と言い、ヨナは引く。
アロに好きな人くらいいるでしょうと聞かれたヨナは、スウォンを思い出し、閉口する。
スウォンにもらった簪を見付けたアロに「挿さないの?」と聞かれ、「その簪はもう挿さないの」とはっきり答えたヨナ。
ヨナは、今の私にはスウォンの為に練習したお遊戯の様な舞は似合わないと、扇を剣に変えて踊る事を決める。
ジェハの演奏に合わせ剣の舞をするヨナに見惚れる一行。
村人は祈りと哀しみの様な舞だと言う。
ハクを家に誘おうとしたアロは、ヨナを見つめるハクの切なげな目を見て諦めた。
食べさせるかどうかは踊り子さん次第だと言っていた老人は、イザの団子汁を振る舞った。
踊り終え、ひとりで座るヨナの所へ、ハクがイザの団子汁を持って行く。
どうせ笑うんでしょと言ったヨナに「綺麗でしたよ」と言うハク。
ハクは、ヨナが簪を入れた箱を隠し持っている事に気付き、ヨナの手を握る。
ヨナにキスをしようと顔を近付けるが、手を離し「この手の冗談はしないって約束でしたね」と言ったハクは、ユン達の所へ戻ろうと背を向けた。
【暁のヨナ】11巻(60話~65話)感想
スウォンとオギの話はあんまり好きじゃないですね……スウォンを凄く見せる演出なのは分かるのですが、いくら報酬があるとはいえ、9歳の子供とつるんでいたり、ハクに睨み負けする顔役って大したことない感じがしちゃうんですよね。
なのに門と連絡通路を封鎖とか、なんかやり過ぎ感が恥ずかしい。
「レインボーブリッジ封鎖できません!」を思い出しました。
普通はそうだよねっていう感じ……?
単にスウォンを大きく見せるより、オギの弱みを握っているなど、スウォンの〝目的の為には汚い手段も使う〟みたいな片鱗を見られた方が良かったかも。
でも、幸せな子供時代の話から一変して、スウォンがヨナを殺そうとする夢を見るという流れは、ハクの憤りをより強い印象にしていて良かったと思います。
こういった、話の出し方の上手さで中だるみしないのだろうと感じますね。
ちなみに前回は今生の別れの様だったイクスとユンでしたが、今回の旅立ちの際は触れられもしなくてちょっと笑いました。
「ハクの子供なら産んでもいい」と言っていたアロの登場は、ひやひやしました~。
【女王の花】はヒーローが他の女性とやっちゃったんですよね。
【女王の花】13巻[試し読み]
亜姫(ヒロイン)は薄星(ヒーロー)の命を助けたくて突き放すのですが、生きる気力を無くしてヤケになった薄星が娼婦を抱くっていう……
しかも事後に娼婦といちゃついているところを亜姫に見られて、亜姫が隠れて号泣するという流れ。
最終的には、戦いに巻き込まれた娼婦が死んで、薄星が〝俺は死なない〟と生きる気力を取り戻す訳ですが、他にやり方があっただろうと思わずにいられないのです。
【女王の花】は好きな作品なんですが、そこだけがどうしても納得いかなかったので、ハクがそうならなくて良かったです。
いやもうホントに。
ヨナがまだスウォンを想っている事を目の当たりにして、ハクがヤケになっていてもおかしくない状況でしたからね。
男は愛情がなくてもできるので、そもそもハードルが低いのは分かりますが、でもそんなリアルな男の下半身事情は少女漫画に求めていない訳ですよ。
薄星の上半身ヌードはすごく綺麗で色っぽくて眼福でしたし、それだけで13巻を買って良かったと思えるくらいに見惚れてしまったんですけど……でも!
やっぱり温泉シーンとかで見せてもらえた方がよかったです。
由美かおるの入浴を見たいが為に水戸黄門を見ていた世の男性達の気持ち……今なら分かる。
裸イコール性的興奮ではなかったんですね。
目の保養なんです。
キスをきっかけにヨナがハクを意識し始めましたね。
そして3巻で頭、8巻で額だったハクのキスが、鼻まで来た! 段々下がってるー!
もう次は口かな!? と思いきや今回は未遂で終了でした。
ヨナの中ではまだまだスウォンへの想いが濃いので、ハクがヨナの口にキスできるのはだいぶ後の事になりそうです……
ジェハはハクに絡む割にはヨナを口説かないんですよね。
気持ちを抑えているのはハクに遠慮しているからという訳でもなさそうですし、何故なんだろう?
というのも、草凪みずほは表情や目線で心を表現するのが上手いんです。
本人が自覚していなかったり言葉に出来ない様な、戸惑いや痛みといった感情まで伝わってきます。
言葉で説明しないのは漫画の醍醐味ですが、実際にやるとなるととても難しい事なので凄いなぁと思うのです。
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